三橋と下駄箱で別れてから、私は言葉を発した。


「…それで、進展はあったの?」

「、へ?」


素っ頓狂な声をあげる。


あぁもう!ホントはこんな事言いたくないけど、気になるし!

「三橋と」


赤面する千尋。

あ〜!可愛い!

もう!三橋なんかにこんな可愛い子、渡したくない!


「特に、は……?」


何で疑問形……。

でも、心の奥でホッとしているのを感じた。


それと同時に、三橋に腹が立った。