気がついたら、暗くて何も見えない場所にいた

『俺は、誰?、ここは、どこだ、暗い、怖い
嫌だ』

そう思っていた俺の後ろから、何者かが黒い馬に
乗ってこちらに向かってきた

『あなたは誰?救世主?ここから、出して』

黒い馬に乗っていた謎の男は、地面から動けない
俺を見てこう言った

『そんなに、暗い所が嫌か?』

それは、何とも恐ろしく、まがまがしい声だった

『なら、ワシの手をとると良い、ワシがこの
場所から連れ出してやる』

俺は迷わず男の手を取った、だが、黒い馬に乗
り、黒いフードを被っていた男の顔を良く見る
と、それは人ではなく、黒いフードの奥で笑っ
ていた・・・死神だった