誰か、だなんて




腕を掴まれた瞬間に広がった大好きな匂いで、すぐにわかって




ただ、理由もなく涙で溢れる




ずっと、待ってたような、
ポカリと空いていた穴が、やっと、埋まった感覚





『…みや、び…』