「悪い…華」
奴はヒィヒィ言いながら謝ってくる。


いや、ここ笑うシーンありました?


毒キノコでも食ったんですか?あなた。


さっきまで盛り上がっていた雰囲気なのに、一気に場がシラケる。


「お前のその…してる時の顔が…鼻の穴の膨らみがやばすぎて笑っちまった」

「はぁ!?」

えちょっと待って!!嘘でしょ!?

「鼻息荒すぎて目開けたらすげー鼻の穴膨らんでてもうこらえ切れなくて俺」

「お前まじいっぺんやるわ」

「でもそれだけ俺に感じてたって事だよな華」

「表でろこら」

「可愛かったよ華」

さっきまで破顔して笑ってた癖に、極上の笑みに変えてあたしに抱き着いてきた。


そしてチクリ。


鎖骨下にチュパカブラしてきたのだ。