「出張中、お前俺に連絡した?」

「いや、してないけど」
してないって言うかあたしはあんたの番号知らないしね。
あんたが勝手にナオに聞いてただけで。


そしてこの状況は何。


ベットの上に組み敷かれているあたし。


その上に跨るあいつ。


「正解だったな」

「何が?」

「鬼のように仕事を早く終わらせて、予定より早く帰ってきて」

「あ、そうなんですね。お疲れ様です、というかすいませんどいてもらえます?上」

よく分からんがどうも、こんな組み敷かれるのは頂けない。


「黙れよ」

そう言うとあいつは海外仕込みのすっげー濃厚なキスをお見舞してきた。


な…なぜ!?