「ナオと、二人で飲みいく」 「そうなんだ、じゃあ俺も行く」 「いやいや、女子会だし」 「いーじゃん、黙って飲んでるからさ」 貝塚くんはへらっと笑って隣を歩き出した。 ナオは溜め息をつき、私は酒さえ飲めればいいわよとか言ってる。 ナオなんかごめん。 さすがに三人で飲むのに貝塚くんもあの時の話はしないだろ、本人も黙って飲むとか言ってるくらいだし。 ナオがいいって言ってるのに、あたしが断るのもなんだし。 そのまま三人で沖縄風居酒屋へ向かった。