ぶっ壊れるほど愛してる




蓮はポカンとした顔をする。



多分あたしの話がまた振り出しに戻ったからついていけてないんだろう…。




と思ったら…、いきなり笑いたした。




何故笑う。




「華って変なところは流されて変なところは頑固だよな」



顔が破顔しながら笑い転げる蓮。



「あたしそんなに面白いこと言ってないんだけど…



てか変なところって言う箇所多くない?」




「いや、悪い

華らしいなと思って…」




悪いと言いつつもまだ笑う蓮。




笑いキノコでも食ったか。




ひとしきり笑い転げた蓮はいきなり顔を真顔に戻すと。




「ん」



あたしに手を差し出してきた。




なっ…な!?



まさか、金の要求か!?




お前あたしに金せびんなくても金持ってんだろーよ。






なかなか反応しないあたしに痺れを切らしたのか蓮はあたしの腕を引っ張り。





「今日は華も1日動いて疲れたろ?


寝よう」



寝室に一緒に足を運んだのだった。




今の寝るタイミングだったのか!?



まだ話の途中じゃね!?



いつも蓮のペースにやられてついていけないあたし。




悔しくてウザかったが、確かに今日は疲れたから寝よう。