ぶっ壊れるほど愛してる



「あーうっざ」


「俺は華がスルメ食いながらこっち見てるほうがウザイけどな」



涼しい顔してワインを飲み続ける蓮。


まじうぜー。



「うるさ黙んなさいよ」




「てかお前どっからスルメ出してきた


匂いが凄いけど」




こっちをゴミでも見るような目で見てくる蓮。





「あんたうざいよねほんと」



「華、愛の告白は良いから人の話聞けよ」




愛の告白なんてしてねーわ。



「あんたこそ人の話聞きなさいよ」



「俺はいつも華の言葉を一言逃さず聞いてるつもりだが?」



匂いがすごいとか言ってたくせにあたしの食べてたスルメを盗んで食う蓮。




黙ってれば王子様でもスルメ食うのか。



絵面的に全然キモい…ぷぷ。





「覚悟だかなんだか知らないけど一緒に暮らしてんだからさっきみたいな態度ほんとやめてよね」



あたしは話を振り出しに戻した。