「さっ、食べよう」
机の上に戦利品とワインを広げ蓮を呼ぶ。
「なんか嬉しそうだな」
「あったりまえじゃん
こんな良いもんあたし買う気なかったし」
これから買い出し行く時はこいつも連れいった方がお得かもしんない。
「俺は華が作った手料理の方が好きだけどな」
なっ…!!!
「何キモイ事言ってんの!!!」
「キモイ?
いや、怪獣の手料理でも俺への愛を感じられるから」
やめろぉおおおおい!!
鳥肌たつーーーー!!!
しかしあたし達はイチャコラ作戦実施中の真最中。
こんなところで怯んではいられない。
「れ…、蓮ってば何恥ずかしい事言ってんの?
あたしが愛情込めて作るのなんて当たり前じゃん!!!」
自分で言いながら顔も赤くなる。
気持ち悪い…。
蓮はあたしの発した言葉をシカトし、無言で料理を食べ始めた。
誰かこいつの取り扱い説明書くれよ!
