キーキー行ってるおネエ貝塚を置いてあたし達は部屋に戻り、酒を交わしながら昨夜の出来事を話した。



「それは恋よ」


昨夜の出来事を話すとナオは確信めいたというように言う。




「鯉?」


「字がちげーよ」


「濃い?」


「イントネーションも違うし、華ふざけてるとぶっ飛ばすわよ」



「ねえナオ」


「なに」



「なんか怖いんですけど…」




「あら?昼間言ったじゃない?
クールな私は辞めるって」



え!え!
クール辞めるとこんなになるの!?


もはや暴君の域。



「てかこの話を聞いてどこが恋になるのか謎すぎてついていけない」



「ついていけないのがKOI」


「お前も字間違えてるけどな」


もはや誰と話してるかさえ分からなくなってきたわ…。



貝塚といい、ナオといい。



お前ら社員旅行何しに来た!?