入学して最初のホームルーム。
担任はとっても綺麗な女の先生だった。星崎先生というらしい。
課題を集めますという先生の声にみんな課題を机の上に出す。
集めて、なんやらかんやら話があって1限が終わった。
その休み時間、クラスに目を向ける
うちのクラスは男子5人女子6人とすごく少なめだ。
理由は色々あるだろうけど、一番の理由はこの学校の他の科の方が魅力的だからだろう。
と、隣の石の子から声をかけられた。
「えーっと、三浦 美奏さん、でしたよね?」
そうです、と答えると二つ結びが似合うまだ幼いその子は目を輝かせて、これからよろしくお願いします、と言った。
なんだか礼儀正しいなぁと思いながらこちらこそよろしくお願いします、と返事をした。
人見知りだから会話は続かない。
曖昧に笑って彼女の方を向いていた顔を机に向ける。
他の子達はそれぞれ隣同士や前後で話しているみたいだ。
また、クラスの子達に目を戻す。このくらいの人数ならすぐ覚えれそうだな…。と一瞥してまた机に目線を落とす。
さっきの自己紹介でわかったけど、結構みんな部活入るんだな…。
入らないのは私含めて3人か…。
そんなことを考えているうちに、また先生が入ってきた。もう帰りのホームルームらしい。
入学式だからだろうか、長いホームルームが終わり今日は帰ることになった。と言っても、もう帰る場所は家ではなく、寮だ。
入学式に来ていた両親と一緒に歩いて5分ほどの寮へ向かう。
ちゃんとやっていけるの?とか、色々言われたけど面倒くさくて適当に返事をする。
今はそれどころじゃなかった。寮の相部屋の先輩に、どう挨拶しようか迷っていたのだ。
担任はとっても綺麗な女の先生だった。星崎先生というらしい。
課題を集めますという先生の声にみんな課題を机の上に出す。
集めて、なんやらかんやら話があって1限が終わった。
その休み時間、クラスに目を向ける
うちのクラスは男子5人女子6人とすごく少なめだ。
理由は色々あるだろうけど、一番の理由はこの学校の他の科の方が魅力的だからだろう。
と、隣の石の子から声をかけられた。
「えーっと、三浦 美奏さん、でしたよね?」
そうです、と答えると二つ結びが似合うまだ幼いその子は目を輝かせて、これからよろしくお願いします、と言った。
なんだか礼儀正しいなぁと思いながらこちらこそよろしくお願いします、と返事をした。
人見知りだから会話は続かない。
曖昧に笑って彼女の方を向いていた顔を机に向ける。
他の子達はそれぞれ隣同士や前後で話しているみたいだ。
また、クラスの子達に目を戻す。このくらいの人数ならすぐ覚えれそうだな…。と一瞥してまた机に目線を落とす。
さっきの自己紹介でわかったけど、結構みんな部活入るんだな…。
入らないのは私含めて3人か…。
そんなことを考えているうちに、また先生が入ってきた。もう帰りのホームルームらしい。
入学式だからだろうか、長いホームルームが終わり今日は帰ることになった。と言っても、もう帰る場所は家ではなく、寮だ。
入学式に来ていた両親と一緒に歩いて5分ほどの寮へ向かう。
ちゃんとやっていけるの?とか、色々言われたけど面倒くさくて適当に返事をする。
今はそれどころじゃなかった。寮の相部屋の先輩に、どう挨拶しようか迷っていたのだ。
