「いい眺めだよなー」 「ですよねー」 もちろん花火が、じゃない。 浴衣ふたりが、だ。 美奈子と真紀さんは、屋上のフェンス間近ではしゃぎながら花火を見てる。 「どうやって誘ったんすか、美奈子と真紀さん」 「あぁ、真紀と俺が幼なじみだからさー」 それは知ってるけど。 生まれた頃からの幼なじみで、腐れ縁でもあるって真紀さんが言ってたっけ。