今日はざっくり胸の空いたグレーのニットワンピース。 それだけならいいけれど、コテで巻かれた髪、ナチュラルだけどきっちりした化粧。 ピンクゴールドの大振りピアス。 見事に化けるもんだから皆が面白がって飾り付けた。 「誰か待ってんのー?」 ・・・ほら、おかげでこの有様だ。 ていうか、亮介!亮介は?! 待ち合わせ時間より前に来なさいよー、あのバカ。 「聞いてるー?」 おちゃらけた声に、めんどくさいなと思いながら顔を上げた。 声をかけてきた男ではなく、その隣にいた男を見て、体が固まる。