「あっ!」
1枚1枚封筒をめくっていくなか、見つけたその名前。
〝塩尻優奈〟と書かれていた。
「あったんすか?」
「あった!」
俺だった。
俺のファンでいてくれたことに頬が緩む。
「まだその辺にいるかもしれないですよ?」
「いやまぁ……でもほかのファンの子いるしきついだろ」
「たしかに……まぁ、出てみましょうよ」
「そうだな」
そんなにほかのファンがいないで塩尻さんだけがいるという、ありえない願いをしながら楽屋から出る。
「やべー、いるかどうかわかんねぇのにドキドキすんだけど」
「てか、濱田さんのことわかってきてるんですか?」
「いや……」
さっきチラッとみた手紙には、中学のときのことは一切書いていなかった。
ただ、夏頃に俺が出てたゲームをやって俺が好みの声をしていたらしく今回初めてイベントに来たらしい。
今は3月だから、半年ちょっとというところだ。
そりゃいままで何度ここでイベントをやっても見かけないはずだ。
1枚1枚封筒をめくっていくなか、見つけたその名前。
〝塩尻優奈〟と書かれていた。
「あったんすか?」
「あった!」
俺だった。
俺のファンでいてくれたことに頬が緩む。
「まだその辺にいるかもしれないですよ?」
「いやまぁ……でもほかのファンの子いるしきついだろ」
「たしかに……まぁ、出てみましょうよ」
「そうだな」
そんなにほかのファンがいないで塩尻さんだけがいるという、ありえない願いをしながら楽屋から出る。
「やべー、いるかどうかわかんねぇのにドキドキすんだけど」
「てか、濱田さんのことわかってきてるんですか?」
「いや……」
さっきチラッとみた手紙には、中学のときのことは一切書いていなかった。
ただ、夏頃に俺が出てたゲームをやって俺が好みの声をしていたらしく今回初めてイベントに来たらしい。
今は3月だから、半年ちょっとというところだ。
そりゃいままで何度ここでイベントをやっても見かけないはずだ。



