俺と一緒にいるのが、罰ゲーム!?
むしろ褒美だろう?
「女子がみんな、あんたを好きだとか思ってるわけ?うっわ、引くわー。自意識過剰すぎ」
「女は、俺みたいなイケメンは無条件で好きになるようできてる」
「そうだね、イケメンは好きだよ」
てっきり珍しいB専かと予想してたけど、あっさり同意された。
それなら、黙って俺を望めばいいのに。
もしやこれがツンデレってやつなのか?
茶髪の女子は一拍置いて、冷たく微笑む。
「性格イケメンは、ね」
それは遠回しに、俺は性格イケメンじゃないって言ってるようなもんだろ!!
「というわけで、はい、返す」
「なっ……!?」
「あんたに夢中な子にでも渡してリサイクルしたら?」
俺の胸にバンッ!と突き返された金色の手紙。
いつの間にか、茶髪の女子の表情から笑顔が抜け落ちていた。



