【短】俺様くんにキスの毒





熱が、こみ上げる。


鏡を見なくてもわかるくらい、顔が赤くなる。



あたしの反応に、赤城はニヤリと口元を緩めた。



「俺に可愛いって言われたことがそんなに嬉し」

「違う」



かったんだな、と紡ぎ終える前に、即否定する。


自分が笑ってたことに、びっくりしただけ。



「うそついても無駄だ」


「は?」


「俺には全部わかってる」



どこがだよ。

全くわかってないよね?


むしろ、わかってるところどこ?




「俺のこと、好きになったんだろ?」




何言ってんだ、こいつ。