翌日、政人のお墓参りに行った。 今度はヒロさんと一緒に。 スーツ姿をしたヒロさんはそっと手を合わせていた。 私もそっと目を瞑り、政人に自分の想いを全部話した。 政人のことが大好きな事、忘れられない事、でもそんな私を救ってくれた人がいた事、その人を好きになってしまったこと、全部伝えると、政人に抱きしめられたような気がした。 分かってるよ、と言われたような気がした。