全員で同じドリフトを決めるのは至難の業だが決まると観客がおおわきしたので祐二は


このパフォーマンスを好んだ

「よし行くぞ」

キュルキュルキュルすごいホイルスピンの音と猛烈な煙を上げ全員スタートした


先頭は祐二だった、次々にドリフトを決めながら峠を登っていった観客がわいた

最終コーナー、ここを決めれば頂上だ、Uターンして今度は下りを攻める

ズバーン バーストだ祐二のタイヤがパンクした、ハンドルを取られガードレールに激突あとの仲間の次々に突っ込んだ


「おーいみんなけがないか」


誰かが叫んだ、どうやら全員無事らしい奇跡的だったけがが無い車はグシャグシャだ


「おーいここだ、誰かこい」

祐二の声がした、全員で行ってみると祐二がガードレールの間から上半身を出していた

上半身がガードレールの間に挟まり下半身は車のハンドルに挟まれて身動きが取れなくなっている


「祐二けが無いか」


「けがはしてないが身動きが取れない、足どうなってる」