「風花...」

もう一度彼は私の名を呼んだ。


何度も何度も離れては重なる唇。


私を抱く彼の手が、まるでこわれものに触れるかのように繊細に腰を抱く。


かすかに感じるめまいは、さっきのんだお酒のせいかな?


このままずっとこうしていたい。


彼の温もりを感じていたい。


夢のような幸せに包まれながら...。