「女の園で火花を散らしてるんでしょ?大変よね。私には絶対務まらないと思うわ」
いやいや、いがちゃんみたいに気が強いほうが向いていると思いますよ。
しかも美人だし。
「営業へ戻りたい?」
「う~ん、そうだなぁ?営業三課時代のほうが和気あいあいとしていたことは事実かな。おっとりした課長に後輩思いの先輩に気の利く後輩。あっ、だからって秘書室のお姉さま達だって、ちゃんと仕事を教えてくれるし意地悪する人だっていないけど。
仕事は営業とはまったく違うけど案外楽しいよ」
「無理してない?」
「まさか」
それに徹さんとも出会えたし、悪いことばかりじゃない。
「風花は副社長のお妃候補だしね?」
「ゲホゲホ!!」
私は飲んでいたコーヒーを吐き出しそうになる。
ど、どうしてそれを知っているの?
秘書室へ入るまで私だってそんなこと知らなかったのに。
いまだに社内での噂は、秘書室は大奥で会長や社長の愛人が集められているってことになっているのに。
いやいや、いがちゃんみたいに気が強いほうが向いていると思いますよ。
しかも美人だし。
「営業へ戻りたい?」
「う~ん、そうだなぁ?営業三課時代のほうが和気あいあいとしていたことは事実かな。おっとりした課長に後輩思いの先輩に気の利く後輩。あっ、だからって秘書室のお姉さま達だって、ちゃんと仕事を教えてくれるし意地悪する人だっていないけど。
仕事は営業とはまったく違うけど案外楽しいよ」
「無理してない?」
「まさか」
それに徹さんとも出会えたし、悪いことばかりじゃない。
「風花は副社長のお妃候補だしね?」
「ゲホゲホ!!」
私は飲んでいたコーヒーを吐き出しそうになる。
ど、どうしてそれを知っているの?
秘書室へ入るまで私だってそんなこと知らなかったのに。
いまだに社内での噂は、秘書室は大奥で会長や社長の愛人が集められているってことになっているのに。


