「幸子、すごいよ!ありがとう!
実は私、本当は怖

ギィィィン!といきなり目を焼け尽くすくらいの眩しい閃光に辺りが包まれた。
「幸子!目をつぶって口を開けて!」


数十秒差で鼓膜を突き破るほどの轟音が響いた。
苦しみながら、二人は耳を塞ぎ、ぎゅっと目をつぶった。
しかしそんな場合じゃない!美羽は力強くばっと目を開けると、思いっきり叫んだ。

「...大変!ミサイルよ!早く校舎内に入りましょ!」
美羽に腕を引かれ、転がるように校舎内へ入っていった。