偽りの愛言葉

器用に片手でドアを開けて、暗くなった部屋に明かりをつけた。


何とか俺の家まで連れてきたけど…。


全然起きてねぇのかよ!!


ぐっすりと安心して寝ちゃってるし。


俺も男なんだから、一応警戒しろよな…。


「ただいま。クリちゃん。」


今すぐに抱きしめてあげたいところだけど。


両手が塞がってる今日は無理だな。


とりあえず、ソファーに寝かせるか。


別にベットに置いてあげてもいいんだけどさ。


さすがに…俺のベットに寝るとか嫌じゃね?


シーツとかにも、俺の匂いが付いてるしダメだよな。


「よいしょ。」


クッションを頭に乗せて、パーカーを膝掛けがわりにかけてあげた。