偽りの愛言葉

奥のレジまで、向かおうとした足を止めた。


ぽつんと心細そうな顔した妖精を見つけたから。


「え、梓ちゃん?なんだ!指名してくれたらいいのに…」

「楽しそうにしてたから…邪魔しちゃ悪いと思って!」

「いいんだよ?そんなの、梓ちゃんは客なんだから。」

「でも…貴方の幸せ奪っちゃう…」


俺の幸せを奪うって、どうして?


ねぇ、なんでそんな悲しい目するの。


ちゃんと言ってくれなきゃ分からないよ…。


俺、梓ちゃんが笑ってくれないと幸せじゃない。


愛しの君に全部捧げたいんだ。