偽りの愛言葉

「参ったなぁー。着替え持ってきてねぇや。」


ハンカチで上半身を拭く風神さんの姿を私は、ただぼーっと見つめてる。


変だな、私。


今日は無意識に風神さんのことばっかり見てる!?


気づかれたら……


__パチッ。


「ん?」

「…っ!」


ひぃぃぃ~…。


目が合っちゃった!!?


どうかしてる…私ってば。


「洗って返すから俺持ってていい?」

「そんな!いいです!」

「借りたんだから、これくらいさせてよ。ね?」

「あ、はいー…」


満面の笑みに逆らえなかった。