屋上から聴こえてくるヴァイオリンの二重奏が心地よく響いていた。
「初めて先輩と話したのが遊園地なんでしょっ?」
そう、あたしは和音くんと遊園地で初めて会話した。
週末、遊園地で着ぐるみのバイトをしていた時、迷子の親探しに困っていたあたしを助けてくれたのが和音くんだった。
手話で話す和音くんがLIBERTEのボーカル綿貫和音だとは夢にも思わなかった。
「花音、一緒に遊園地行ってみなよ。和音くんと1日、ゆっくり過ごしておいでよ」
和音くんを誘って、訪れた遊園地。
和音くんはあたしの手を取り、園内を回る。
あたしは着ぐるみに出くわすたび、着ぐるみ姿で迷子に困惑していたあたしを助けてくれた和音くんを思い出した。
あの日、ウサギの着ぐるみを着てバイトしていなければ、あの日迷子に困惑していたあたしを和音くんが見つけてくれなければ、今のあたしたちはなかったと思うと感慨深くて、和音くんの手をギュッと握りしめた。
「初めて先輩と話したのが遊園地なんでしょっ?」
そう、あたしは和音くんと遊園地で初めて会話した。
週末、遊園地で着ぐるみのバイトをしていた時、迷子の親探しに困っていたあたしを助けてくれたのが和音くんだった。
手話で話す和音くんがLIBERTEのボーカル綿貫和音だとは夢にも思わなかった。
「花音、一緒に遊園地行ってみなよ。和音くんと1日、ゆっくり過ごしておいでよ」
和音くんを誘って、訪れた遊園地。
和音くんはあたしの手を取り、園内を回る。
あたしは着ぐるみに出くわすたび、着ぐるみ姿で迷子に困惑していたあたしを助けてくれた和音くんを思い出した。
あの日、ウサギの着ぐるみを着てバイトしていなければ、あの日迷子に困惑していたあたしを和音くんが見つけてくれなければ、今のあたしたちはなかったと思うと感慨深くて、和音くんの手をギュッと握りしめた。



