死にゆく私を見て、 カイトは悲しむだけだ。 そこに幸せなんてない。 カイトにとって。 やっぱり私は、離れなければいけない存在。 余命がある人間に、未来なんてない。 そもそも望んじゃいけない。 余計な未練を残したくない。