2年前 「お母さんにはもう後悔はないの?」 お母さんは、病弱で入院していた。 「あるに決まってるじゃない。 レナを残してしまうことよ。」 お母さん自身も自分が長くないことを知っている。 「本当はずっと、レナのそばにいたい。 ずっと笑っていたい。 だけど、そんなこと言ってもどうしようもないことなのよね。」