極上の愛をキミへ

そんなあたしに、朝比奈は優しい声で名を呼ぶ。


「結衣」

「何ですか」


顔を背けたまま、返事だけする。


「好きだよ。だからお前の全て、俺にくれ。お前も、春都も」


バ、バカじゃないの。

恥ずかしくて、顔が熱る。


「まだわかんない?」


わかってても、恥ずかしくて何も言えない。


「一生一緒に居たい。だから、結婚してくれますか?」

「・・・はい」


クスッと笑う、朝比奈の笑い声が耳に届く。

そしていつの間にそこに居たのかわからないが、目の前に回り込んでいて・・・


__チュッ__


あたしの頬に、キスを落とす。


「誓いのキスも済んだし、逃げんなよ。朝比奈結衣さん」


・・・逃げないし。

でも、まだ高梨だし。

いずれは、朝比奈結衣になってあげても良いけど・・・