極上の愛をキミへ

それをグッと堪え、医師の言葉を待つ。


「高梨さん」

「・・・はい」


名を呼ばれ、返事をした際に声が震える。


「検査の結果ですが、妊娠しています」


・・・妊娠。

その後も医師が何か言っていたが、全くあたしの耳には入って来なかった。

どうやって、家まで帰って来たのかもわからない。

得体の知れない不安に、あたしは脅えていた。

この先、どうしていいのかもわからない。

誰か、助けて・・・

そんな時、浮かんだのはお母さんの顔だった。

携帯に手を伸ばし、お母さんに電話を掛ける。


『もしもし』


お母さんの声に、安心して涙が溢れる。


『結衣?何か、あったの?』


何も言わなくても、察してくれたお母さんにまた涙が溢れる。