「まっ、喧嘩ではそろそろ

俺の方が勝ちそうだけどなっ。」



「なわけ。俺が勝つに決まってるだろ。」



「あ、そういえば、噂きいたぜ?」



「噂?」




「『五十嵐組、7代目30人を前に1人で瞬殺』
って噂」



「あぁ、昨日の事か」



「また俺の為か?」



「あたりめーだろ。
お前が完璧に治るまで俺は
お前の右腕になるって決めたんだ。」



「嬉しいけど、怪我だけは
するなよ?
俺のために怪我したなんて聞いたら
俺うつ病になるかも」


冗談交じりに隼は言った


「俺が怪我するわけねーだろ。」


俺には使命があるんだ