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千「だから私がわがままを言わなかったら二人は今も生きてた。みんなに教えなかったのは言ったらみんな同情したり引いたりするかなって思ったから。そんなことされるくらいなら教えない方がましって思ってた。」
ごめんね?といって私の話は終わった。
話してる最中はずっと下を向いていたから顔を上げてみんなの方をみると驚いてしまった。
だってみんな泣いてるんだもん。
なんでみんなが泣くの?
類「なんで一人で抱え込んでたのよ!ばか!」
姫「そうだよ~!あたし達友達じゃないの~!?」
零「…グズ話してくれて、ありがとな」
桐「…ありがとう。」
一「その話は初めて聞いた。でも話してくれてありがとな。」
もう一人で抱え込まないで。親父さんたちはそう思ってないよ。これからはあたし達と幸せになろ?
なんて、泣きながらもそれぞれの思いを伝えてくれたみんな。
そうかな。お父さんたちそう思ってくれてるな…?
だとしたら私、もう前に進んでいいのかな…?
そう思ってるとどこからか
──みんなと幸せになりなさい。僕達はずっと見守ってるよ──
と、お父さんたちの声が聞こえた気がした。