みんな「「「お邪魔しまーす」」」

類「そういえば何気初めて家に来たな…」
姫「そうだよね~」

桐「ここが千尋の家か…」
零「い、いい匂いがする…」

たしかに仏壇見られたくなかったから二人は呼んだことないかも。
桐生と零士は……ちょっと変態さんみたい。

一「零士、気持ち悪いな。」
零「はあ?!お前思わねえの?!何?!家来たことあんのかよ!!」
一「あるに決まってんだろ」

まあ一護は知ってるから普通に家に来てたよね。

千「みんなとりあえず座って?どこでもいいからね~」

零「おう。…ん?」
類「どうし、た…」

あ、見つかっちゃったかな。
どんな反応してくるんだろ。同情するかな。教えなかったことに起こるかな…

桐「千尋…もしかして…」
千「そうだよ。私両親いないの。」

姫「海外にいるんじゃないの?」
類「なんで教えてくれなかった…?」
千「うん。今全部話すから。まってて?」

みんなの飲み物を取りに行くと同時に自分の気持ちを落ち着かせた。
なんて説明しよう。みんなに引かれたらどうしよう。そんなことしか頭に浮かばなかった。

千「お待たせ。お茶でいいよね?」
零「あ、ああ。」

ふぅ…。落ち着いて。大丈夫。
自分に言い聞かせるように思った。

千「じゃあ話すね…」


あれは私の10歳の誕生日に起こった出来事…