次の日私が学校に行くと一護たちが近寄ってきた。
零「お前熱出てたんだろ?もう出てきて大丈夫なのか?」
熱?ああ、熱で休むってことにしてたんだった。
千「うん。もう大丈夫。心配してくれてありがとね?」
零「べ、別に心配してたわけじゃねーし!」
桐「よく言うよ。昨日1日ソワソワしてお見舞い行くか行かないかって悩んでたじゃねーか」
零「言うなよ!!」
え、そうなんだ。でも来なくてよかった。もし来てたらバレてたかもしれないしね?
類「うるさいヤツだな。でも千尋。あんまり無理はするなよ?」
千「うん…」
こうやって話してる間も一護だけは事情を知ってるから苦い顔して私たちの方を見ていた。
昼休みになり久しぶりに一護たちと食べていると零士が明日休みだから誰かの家で遊ばねえ?と提案してきた。
別にいいかな?気分転換てきなこともしといた方がいいし。
みんな賛成で一護の家に決まった。
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次の日一護の家に集合するはずだったのに何故かみんな私の家の前にいた。
千「え?なんでみんなここにいるの?一護の家じゃないの?」
一「あー…それが…」
一護の説明によると今日は患者が多くてうるさいとダメだから追い出されたらしい。
あ、一護の家は小さな病院でよくこの辺の人達がいくところだ。
でも私の家に入ると二人の仏壇があるし……
零「千尋の家もだめなのか…?」
うう~!そんなうるうるした目で見ないでよ~!!!
でももうみんなには説明した方がいいよね…
いつまでも秘密ごとがあるとほんとに仲良くなれたとは言えないし。
千「わかった。いいよ。」
そう言うと一護がこっそり聞いてきた。
一「お前大丈夫なのかよ?親父さんたちの仏壇あるだろ?」
千「もういいの。みんなに説明しなきゃなって思ったし…」
一護は少し悲しいそうな顔をしてそっか、と言ってきた。
そういうだけであとは何も言わず普通な顔をしてる。
やっぱりこういうところは幼馴染じゃないとできないことだよね…
心の中でありがとう。と思いみんなのことを家の中に入れた。