千「…ん、」

痛った…!体動かせない…!

あれ?ここどこだ?さっきの場所と全然違うし。
ん?布団?もしかして布団に寝てる?

誰のおうちだろ、ここ。すごい和を大切にしてる家だなあ…



角「お、起きたか?」
千「え、あ、はい。あのもしかして助けてくれた人ですか?」
角「まあ、そうなるな。体辛いだろ。良くなるまでうちにいろ。」

え、ほんと?それなら嬉しいけど、誰?
どっかで見たことあるような……

あ!

千「もしかして北沢高校の弓道部の鈴木角矢先輩ですか?」
角「よく知ってんな。」

やっぱり鈴木先輩だ!
すごい弓道がうまくていろんな大会で優勝してて、1回会ってみたいなって思ってたんだよね!

まあ、こんな形で会うとは思ってなかったけど…笑

あと、鈴木組っていうヤクザなんだよね…?
でも悪い人達じゃなくて警察公認?ヤクザらしい。

角「ま、とりあえず安静にしとけ?」
千「ありがとうございます…!」