千「痛たたた…」
ここどこ?うっ、殴られたお腹痛いんだけど…
??「あ、起きた?」
千「…誰ですか」
??「もしかして忘れちゃったの?あの時はあんなに親身になって助けてくれたのに。あの時貰った絆創膏は今でも大切に持ってるんだよ?なのに忘れたなんてひどいなあ…」
え?助けた?絆創膏??
あ、もしかして前の大会の時に怪我してた子?たかが絆創膏あげたくらいでなんでこんなことになってるのかな…?
森「僕の名前は森尚文(モリタカフミ)っていうんだよ?ちゃんと覚えといてね?」
いや、覚える気ないし。てかこの手の縄とって欲しい。
森「そんなにジタバタしてると縄のあと残っちゃうよ?僕の大切な大切な千尋の腕に」
千「そんなのどうでもいいから、早くこの縄といてよ!」
森「どうでもいい?どうでもいいってどういうこと?僕にとってはこんなに大事なことなのに。なんでそんな事言うの?ねえ?僕のこと好きだからあの時助けてくれたんだよね?」
ちょ、まって、なんか雰囲気変わった気がする。え、なんで近づいてくるの。やめてよ来ないでよ。
森「そんなこと言うとは思わなかったな。あーイラついた。君を傷つけたくはなかったけどこうするしかないよね?」
そう言うと物陰から知らない男の人がいっぱい出てきた。
森「この子のことヤっちゃっていいよ。そのかわり顔には傷つけないであげてね?」
「覚悟しろよ?お嬢ちゃん。最近喧嘩できてなくてこっちもイライラしてんだよ。」
いや、知らないし。なんであんた達のストレス発散になんなきゃいけないのよ。
千「やめて!近づいてこないで!」
ドスッ──
千「ウグッ!」
また殴られた。
痛い。辛い。もうやだ。
その後も男たちは何回も私のことを殴ってきた。
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森「大人しくなったかな?」
千「ゲホッ、殴るなんて、卑怯よ、、」
森「知らないなあ?君が僕のことをイラつかせたんだもん。仕方ないよね?」
森「でも、これからは優しくしてあげる。きっと君も気持ちよくなれるよ。」
そういいながら私の制服のリボンをとった。
千「やめて!触らないで!ちょっと!」
ブラウスのボタンの最後の一個を外すときすごい音がした。
ガシャン!────
あ、誰か来てくれたのかな…
そう思い安心したのか私は意識を手放した。