────────

先生「みんな気をつけて帰れよー」


類「終わったー!今日部活ないだろ?どっか寄ってこーぜ!」
千「いいよー。姫華は?」
姫「美術部は基本的自由参加だから今日は行かないー。二人と遊ぶー」
千「そっか。じゃあどっか行こっか?」


どこに行こっかなー。
あ、本屋よりたいかも。でも二人とも雑貨屋入りたいみたいだし。近くだから私だけ行ってこよっかな。

千「私、ちょっと本屋行ってくる」
姫「一緒に行こーかー?」
千「ううん。すぐ終わるから雑貨屋行ってて」
類「わかった。待ってるな。」



雑誌のコーナーどこだろ。んー。…ん?
また視線感じる…
早く雑誌買って二人のとこ行こっと。

そう思って雑誌を買ったあと雑貨屋まで走ろうと思ったら誰かに腕を掴まれた。


パシ───

千「え?」
??「あの、坂本千尋さんですよね?」
千「そ、そうですけど、何か…?」

え、誰?知らない人なんだけど。てかもしかして視線の正体ってこの人…?

??「ずっとあなたの事を見てました。付いてきてもらってもいいですか?」

嫌に決まってんでしょ!

千「今、急いでるんで話してください!」
??「大人しく付いてきてくださいよ。騒がないで、」
千「キャーーー!!!ウグッ?!」

え…殴られた…?
あ、なんか、意識が…

??「大人しくしろって言ったのに…」

知らない人のその言葉を聞いて私は意識を手放した。