光希くんとならんでお祭りを回る。

「美月は何が好き??」
「いちごあめかなぁ。あ、たこ焼きもおいしそう。」

屋台ってなんであんなにおいしそうに見えるんだろ。
いろいろ食べたいけど、おなかいっぱいになっちゃうなぁ・・・

迷っていると、
「半分こする???」
えっ?!
「食いきれないから迷ってるんだろ?わけたらいいじゃん。」
そう言ってたこ焼きを買ってくれた。

はるちゃんと和馬くんがこっちを見てにやにやしてる。
はずかしい(*ノωノ)

ドンドーン
花火が始まる。
「わぁ、きれい。」
4人で見やすい場所に移動する。
「人多いから気を付けろよ。」
光希くんがつなぐ手にぐっと力を込める。

なんだか守られてるみたい。
心臓がドキドキして止まらない。

来年も一緒に見られたらいいな。

花火を見ながらそう思った。