HRも終わり、帰る準備をしながら、はるちゃんと話す。
「びっくりしたね。」
「ほんとだよ~」
まさか、漢字は違うけど同姓同名の子がいるなんて思わなかった。

「はるっ」
?!
突然、横から話しかけられる。
はるちゃんの友達?
「和馬!」
「同じクラスだったな。これからよろしく。」
「こちらこそ。和馬がいてびっくりしたよ。こっちは高橋美月。私の友達。こっちが山本和馬。」

はるちゃんが紹介してくれる。
はるちゃんと山本くんは中学からおんなじ塾に通ってるらしい。

「知ってる。光希と同じ名前でびっくりしたよ。
よろしく。高橋さん。」
「こちらこそ、よろしく。」
山本くんが、にこやかに話してくれる。
はるちゃんとも仲良さそうだし、私も仲良くなれるかな?

「和馬、なにやってんの?」
3人で話してたら、高橋くんが入ってきた。

「ん?知り合いいたからあいさつ。」

高橋君と目が合った。

「高橋さんだよね?同じ名前なんてびっくりしたよ。これからよろしく。」

「よろしくお願いします。」

まさか、こんな偶然があるなんて。
朝、話してみたいって思った人と今日話せるなんて思わなかった。


高校生活1日め。
知り合ったのは、同姓同名の男の子でした。