ハート型のチーズを探して

本番前日



「この前D組にライバル宣言してきちゃったのー」



先生が言い出した。

いやD組にはさすがに叶わないでしょ。



「なんて言ったんですかー?」

「うちのクラスも負けてませんからって」

「そしたらー?」

「そしたらねぇ、あぁそうですか。楽しみにしてますよ。でもうちのクラスもまけてませんよ。って言われちゃったー。」


『むかつくー!!!!!!!!』



クラスの全員が声を揃えて言った。


「えー!もう絶対D組に勝ちたいわぁ」

「性格わるぅ」




この話を聞いて最後の練習は最高の仕上がりになった。



「みんな輝いてて声も出てて今までで1番よかったよ!!この調子明日の本番も頑張ろう!!」


ウェェェェェェェェェェイ


みんなのテンションはMAXだった。




「じゃあ最後に円陣くもっか!!」




クラス全員で丸くなった。



「誰がかけ声する?」

「やっぱ先生じゃね?」

「えー?わたしー?」

「お願いします!!!」

「じゃあ、打倒D組って言うからみんなおー!って言ってね!」

『はーい』


先生の大きく息を吸う音が聞こえて


「打倒D組!!!!!!」


『おーーーー!!!!!!!!!!!』


私たちが聞いた先生が1番声を出した瞬間だった。

そして今までで1番クラスがまとまった瞬間だった。



すると隣から



「最優秀賞とるぞー!」


「おーーーー!!!!!!!!!!」










「絶対あれ意識したよね。うちらのこと。」

『それな。』




D組のうざさに一瞬で凍りついたE組だった。