不器用男子の甘い溺愛




「なんでかなぁ…

なんか、嫌われるようなことしちゃったっけかな…」



付き合い始めてから一週間したあたりから、竜崎くんの様子がおかしくなった。



私の目を見てくれなくなって、会話も減った。



そのままそれは変わらなくて。



今じゃ、目が合うだけで逃げられる。



ダッシュで逃げるんだよ!?酷くない!?



仮にも私彼女だよね!?



あれ、彼女だよね…?



かれこれもう一ヶ月くらい、彼とは話してない。



そんな状態の私たちは、付き合ってると言えるのだろうか…



いや、でも別れても無い、はず。



だって話してないもん。



別れようなんて言われてないもん。



でも竜崎くんはもうとっくに別れたつもりでいるのかな…