不器用男子の甘い溺愛



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「はぁぁ、何やってんだ俺…」



音楽室から出た俺は、自分の行動に頭を抱える。



あんなことをして、ひまりは絶対に困惑しているだろう。



今まで散々無視してきた俺が、今度はいきなりキスをしたんだから。



…唇柔らかかったな。



って、違う!そんなことじゃない!確かに柔らかかったけど!もっとめちゃくちゃにしたい願望に襲われたけど!




…自分勝手だと分かってる。



でも、もう逃げないから。



ひまり、今までごめんな。



もう絶対悲しませたりなんかしないから。



安いプライドなんて捨てて、自分の気持ちに正直になるから。




だから、お願いだから、俺を「好き」だと言って。



俺から離れていかないで。