不器用男子の甘い溺愛



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教室に近づくと、なんだかワーワーと人の声が聞こえた。



どうやら教室内で喧嘩が起こってるらしい。



なにかあったのかと疑問に思ってドアを開けると、目の前の光景に唖然とする。



光景に、というより、喧嘩をしているやつを見て、か。



教室の中では、



「…馬鹿夏目!」



「ば、馬鹿夏目!?

失礼な!」



まさかのひまりと日比谷の喧嘩が怒っていた。



それを1度桜木が止めたようで、あいつらははっとして当たりを見回した。



その時、ひまりと目が合い、ドキッとする。



しかしそれもつかの間、あいつらは何故かまた喧嘩を始めた。



罪のなすりつけあいをしてるようだ。



まあ、見るからに本気の喧嘩ってわけじゃなさそうだけど。



日比谷がなんだか楽しそうだ。



…ちっ、ムカつく。



イライラする俺には見向きもせずに、二人はガキみたいな喧嘩を続ける。