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「はぁぁぁぁ…」
「どうしたの、そんなにため息つくと幸せ逃げるわよ。」
「うんー…」
「…ひまり?
あのあと何があったの?」
「うんー…」
「ひまり?」
「うんー…」
「べしっ」
「あだっ!
いきなり叩くなんて、酷いよ美咲!」
結構痛かった!
「何聞いてもあんたがちゃんと答えないからでしょーが!
で?
あの後竜崎があんたこと追いかけてったけど…
何も無かったってことは無さそうねー?」
「うっ…
もう何が何だかわかんないんだよ…」
音楽室で起こった出来事を美咲に説明。
「…それはそれは。
頑張れとは言ったけど…竜崎も極端ねぇ。
まあ、面白くなってきたわ。」
「竜崎くん、お前の彼氏は俺だろって言ったんだよ?
あんなに私のこと避けてたのは竜崎くんなのに。
もう、竜崎くんが何考えてるのか、分かんないよ…」
「あー、可愛い、ひまり可愛いわぁ…」
「…は?」
私結構真面目に話してたんだけど。
「もうっ、真面目に答えてよ!
美咲に相談するんじゃなかった!
ふんっ!」
「あーごめんごめん。
ほら、ひまりが可愛すぎたから?
ついついみたいな?」