「はいはいどうどう。

落ち着きなさい二人とも。

イチャイチャするのは良いけどそれは人がいないとこでやってね。

見てるこっちが疲れるわ。」



「「イチャイチャなんてしてない(ねぇ)っ!!」」



「はいはい、仲がよろしいことで。」



「「仲良くない(ねぇ)っ!!」」



「あーうん、そーだねー。」



流しやがったなこんにゃろう。



「って、あんた達が大きな声で喧嘩するからみんな見てるじゃない。

あー恥ずかしい。」



そう美咲に言われて教室を見回すと…



「「げっ…」」



クラスメイトの皆さんの注目を集めてました。



うわっ、竜崎くんも見てた…



は、恥ずかしい…



穴があったら入りたいよ、もう。



「…それもこれも、日比谷くんのせいだっ!」



「はぁ!?

夏目が悪いんだろ!上目遣いで見上げるから…っ!」



「…は?」



…ちなみに夏目とは私のことだ。



今更でごめんなさい。