「迷子、ですか。じゃあ家に送らないといけないのでは?」


奏がそう言う。


「じゃあ〜僕が送ってくー」

李玖が手を上げる


「…俺が行くからいい。」


玲央はそう言い立ち上がる
玲央の身長はお兄ちゃんより高い


「わかりました。じゃあ千愛さん。また会えたら、ですね?」


奏はそうにっこりと笑う。


「…ば、ばいばい…」


玲央越しに手を振る

奏はふふっと、笑いながら手を振ってくれた