私の最初で最後の恋

『命子…か…君知ってる?』

「お母さん…誰?もう1回言って?」

『叶多君よ…』

「え?」

『佐久間…叶多君…』

「な…なんで…知ってるの?」

『あの子…実はね…』

「なに?」

『余命宣告されてるわよ…』

「なんで…叶多君を知ってるの?」

『実はね、命子が生まれる前まで養子として預かってたの…だから…知ってたの。』

「でも…!でも叶多君は肺炎で入院しただけじゃないの!?」

『あの子はあなたの事を知っていて、偶然あなたに病院であってしまった…だから隠そうとしたのよ…』

「病気は?」

『肺のガンよ。』

「…!?うそ…」

『まだ手術したら治るかもしれない状態なの、私たちからすれば2人とも生きてほしい。』

「…分かった、説得しないと、いけないよね?」

『命子…あなたならやってくれる。信じてるからね。自分の病気も治して生きなさい。』

「分かった…頑張る…」

『『『私たちはすぐ側にいる。』』』


…あ、意識が遠のいていく…

「じゃあね!お母さん!お父さん!おばあちゃん!私は生きたい!!」





…チュンチュン

あ…朝か…
夢を見てた。