目が覚め時計を見ると、朝の6時過ぎ。
いつもより一時間多く寝た。
………っ。
起き上がろうとすると、それを阻むように腰回りに腕を回した綾人。
掛け布団の中から覗く顔はまだ眠ってるようで、スリスリと静夜の様にしてくる。
静夜になら可愛いと思うくらいなのに、綾人だと現実味が無いのにかあっと顔が熱くなる。
「彩華…さん」
っ!
名を呼ばれて慌てて綾人を見たが、どうやら寝言だったらしい。
無防備過ぎるぞ、綾人……。
そう思いながらも、今日が休日だと思い出す。
いつもならゆっくりしてる内に静夜が倉庫へと出掛けていくのだが、
今日は桜花6代目が全員ここに集まってるからな……。
綾人に視線を向ける。
勿論綾人も6代目であり、私の後を継いだ総長だ。
朝食の準備……でも何時に起きてくるか分からない……。
そんな事を考えつつも、身体は起き上がっていた。
私代わりに枕を綾人に抱かせ、立ってみる。
痛みは少し残るものの、大丈夫みたいなのでそのまま箪笥から男物の水色の着物を出す。
いつもなら先に朝食やらを用意するが、なるべく肌着だけの時は人に見られたくないからな。
少し乱して着終え、いつもの羽織を羽織り縁側ではない方を歩く。
廊下を進み、客間を覗いてみる。
思った通り静夜も含めた6代目達はそこで寝てるらしく、
今も布団から起き上がっては居なかった。
いつもより一時間多く寝た。
………っ。
起き上がろうとすると、それを阻むように腰回りに腕を回した綾人。
掛け布団の中から覗く顔はまだ眠ってるようで、スリスリと静夜の様にしてくる。
静夜になら可愛いと思うくらいなのに、綾人だと現実味が無いのにかあっと顔が熱くなる。
「彩華…さん」
っ!
名を呼ばれて慌てて綾人を見たが、どうやら寝言だったらしい。
無防備過ぎるぞ、綾人……。
そう思いながらも、今日が休日だと思い出す。
いつもならゆっくりしてる内に静夜が倉庫へと出掛けていくのだが、
今日は桜花6代目が全員ここに集まってるからな……。
綾人に視線を向ける。
勿論綾人も6代目であり、私の後を継いだ総長だ。
朝食の準備……でも何時に起きてくるか分からない……。
そんな事を考えつつも、身体は起き上がっていた。
私代わりに枕を綾人に抱かせ、立ってみる。
痛みは少し残るものの、大丈夫みたいなのでそのまま箪笥から男物の水色の着物を出す。
いつもなら先に朝食やらを用意するが、なるべく肌着だけの時は人に見られたくないからな。
少し乱して着終え、いつもの羽織を羽織り縁側ではない方を歩く。
廊下を進み、客間を覗いてみる。
思った通り静夜も含めた6代目達はそこで寝てるらしく、
今も布団から起き上がっては居なかった。


