「お姉ちゃん、お姉ちゃんって好きな人って居るの?」
いきなりだな。
まぁ静夜は私に好きな人が朱里ということを教えたのだし、
別に言っても良いか。
「今は居ないな」
「今は?前は居たの?」
「……あぁ。といっても、相手にな好きな女が別に居て、身を引いたんだがな」
「へぇー、お姉ちゃんを選ばない奴なんて居るんだ」
「……真顔で言わないでくれ」
何か恥ずかしいから。
「でも、僕と同じ状況なのに全然気付かなかったよ」
失恋したこと…だろうか。
「けど、そっか。お姉ちゃんでもそんな事あるんだ」
「私でもって、いくら引きこもり同然の生活をしてるからって恋だってするさ」
「いや、そういうことじゃなくてね………」
少し苦笑の様なものをしてから、静夜は私の腰に抱き着いてきた。
「あーでも、お姉ちゃん離れするのもっと難しくなるなー」
お姉ちゃん離れ…か。
離れられたら、寂しくなるな。
そんな事を思いながら静夜の頭を撫でる。
「あー、渡したくない」
渡したくない?
その言葉も気になったが、やはり姉離れされるのは嫌だな。
あー、離れてほしくないよー。
なんて言うわけでもなく、ただ静夜の頭を撫でる。
そうか、離れて……しまうのか。
そうなると、私は1人だな。
いきなりだな。
まぁ静夜は私に好きな人が朱里ということを教えたのだし、
別に言っても良いか。
「今は居ないな」
「今は?前は居たの?」
「……あぁ。といっても、相手にな好きな女が別に居て、身を引いたんだがな」
「へぇー、お姉ちゃんを選ばない奴なんて居るんだ」
「……真顔で言わないでくれ」
何か恥ずかしいから。
「でも、僕と同じ状況なのに全然気付かなかったよ」
失恋したこと…だろうか。
「けど、そっか。お姉ちゃんでもそんな事あるんだ」
「私でもって、いくら引きこもり同然の生活をしてるからって恋だってするさ」
「いや、そういうことじゃなくてね………」
少し苦笑の様なものをしてから、静夜は私の腰に抱き着いてきた。
「あーでも、お姉ちゃん離れするのもっと難しくなるなー」
お姉ちゃん離れ…か。
離れられたら、寂しくなるな。
そんな事を思いながら静夜の頭を撫でる。
「あー、渡したくない」
渡したくない?
その言葉も気になったが、やはり姉離れされるのは嫌だな。
あー、離れてほしくないよー。
なんて言うわけでもなく、ただ静夜の頭を撫でる。
そうか、離れて……しまうのか。
そうなると、私は1人だな。


