「華織〜! チアの集まり行くよ〜!!」 「うん!今行く!!!」 ドアのところで私を呼ぶ茜ちゃんのところまで走った。 「どれくらいかかると思う?」 「短いって聞いたよ?」 「そっかー…。」 「あ、華織、この後デートだったね。 柿木園くんと。」 「1回は断ったんだけどね……。」 「華織。 柿木園くんは気をつけてね。」 「え?どういうこと??」 「学園中の女子を手玉に取ってるって話だよ。 柿木園くんにとっては遊び感覚なんだと思う。」