伊勢くんが出社する最後の日は、雪がチラチラ舞っている寒い日だった。
お菓子を配りながらみんなに挨拶してる伊勢くんを見て、もう会えないかと思うとさみしかった。
しかたない、フラれたんだし。
伊勢くんは最後に私の席へ来て、
「宮本には、これな」
と言って、私が好きなキャラクターのマグカップをくれた。
「ありがとう、大切に使うね」
「仕事、がんばれよ」
伊勢くんは定時であがり、みんなで見送った。
伊勢くんが帰ると、
「宮本、さみしくなるな」
「宮本さんは札幌へ行くと思った」
みんなからいろいろ言われたけど、笑ってやり過ごした。
伊勢くん、さよなら。
大事にしてくれて、ありがとう。
私にとって札幌は、特別な場所になったよ。
お菓子を配りながらみんなに挨拶してる伊勢くんを見て、もう会えないかと思うとさみしかった。
しかたない、フラれたんだし。
伊勢くんは最後に私の席へ来て、
「宮本には、これな」
と言って、私が好きなキャラクターのマグカップをくれた。
「ありがとう、大切に使うね」
「仕事、がんばれよ」
伊勢くんは定時であがり、みんなで見送った。
伊勢くんが帰ると、
「宮本、さみしくなるな」
「宮本さんは札幌へ行くと思った」
みんなからいろいろ言われたけど、笑ってやり過ごした。
伊勢くん、さよなら。
大事にしてくれて、ありがとう。
私にとって札幌は、特別な場所になったよ。


